持続化給付金の月間事業収入

持続化給付金の対象月の月間事業収入について、現金主義で行うか発生主義で行うか迷うところです。

  • 現金主義 現金又は預金が入金した時に売上として認識する方式
  • 発生主義 入金の時期に関わらす売上が発生した時に売上として認識する方式

会計や税務の世界では「発生主義」が正しいのですが、中小企業や個人事業主の規模では現金主義で行っているところもありますし、1年を通じて発生主義になるように年度末や年末で調整している(「期中現金主義」と言われています)事業者も少なくありません。

そうなってくると申請の際の「4月の月間事業収入」とはどちらなのかという事なのですが...この点について持続化給付金のサイトには全く記載はありません。

ただ、申請の添付資料として法人の場合は事業概況説明書、個人の青色申告者には青色申告決算書が求めれており、この2帳票には月別の売上高の記載があることから、少なくとも昨年の「4月の事業収入」の確認に2帳票の「4月」に記載されている金額を使うのだろうと想像されます。(現実に、事業概況説明書の月別売上に記載がなかった申請者が書類の入れ替えを求められたと聞いています。)

結論としては、前記二つの添付書類の月別売上高が現金主義なのか、発生主義なのかによって、本年の売り上げの認識も同じ方式で集計するといことになるのだと思います。

とはいえ、前述の期中現金主義の場合、昨年の年度末や年末の月の売上高の記載は現金主義でも発生主義でもないものとなっています。この場合はどうするのか。やはり前年と同じにやるしかないのかもしれません。

※以上の内容は私の個人的な見解です。

2020年5月30日コラム,持続化給付金

Posted by mizuniwa